つみたてNISAへの挑戦②


おはようございます! 金田満です。

先日に続き、つみたてNISAの開始準備に向けて勉強していることを整理していきたいと思います。

まだ素人でよくわかってはおりませんが、基本的には本日紹介するGPIFの運用指針に則って開始したいと考えております。

■コアサテライト戦略
ポートフォリオを組む上で有効な考え方の一つ。
ポートフォリオを「攻め」と「守り」に明確に分割し、効率的に運用する投資戦略を言う。
運用資産を大きく2つに分けて、中心的な部分(コア=核)では、安定的な成長(運用成果)を図る一方で、残りの一部資金(サテライト=衛星)では、比較的高いリターンを目指して運用する仕組み。

▼金融資産の整理
コアサテライト戦略

■GPIFの分散投資の考え方(GPIF: Government Pension Invest Fund)
①必要リターンを最小限のリスクで確保
②資産・地域・時間を分散
③長期的な観点で収益確保

▼GPIFの投資原則
①年金事業の運営の安定に資するよう、専ら被保険者の利益のため、 長期的な観点から、年金財政上必要な利回りを最低限のリスクで確保することを目標とする。

②資産・地域・時間等を分散して投資することを基本とし、短期的には 市場価格の変動等はあるものの、長い投資期間を活かして、より安定的に・より効率的に収益を獲得し、併せて、年金給付に必要な流動性を確保する。

③基本ポートフォリオを策定し・資産全体・各資産クラス・各運用受託機関等のそれぞれの段階でリスク管理を行うとともに、パッシブ運用(※1)とアクティブ運用(※2)を併用し、資産クラスごとにベンチマーク収益率(市場平均収益率)を確保しつつ、収益を生み出す投資機会の発掘に努める。
(※1)パッシブ運用:パッシブ運用とは、投資信託の運用において、運用目標とされるベンチマーク(国内株式型の場合、TOPIX(東証株価指数)や日系平均単価など)に連動する運用成果を目指すタイプ
(※2)アクティブ運用:アクティブ運用とは、投資信託の運用において、運用目標とされるベンチマークを上回る運用成果を目指すタイプ

④スチュワードシップ責任(※3)を果たすような様々な活動(ESG(環境・社 会・ガバナンス)を考慮した取り組みを含む。)を通じて被保険者のために中長期的な投資収益の拡大を図る。
(※3)スチュワードシップ責任:他人から預かった資産を、責任を持って管理・運用すること

■GPIFの収益率・収益額(市場運用開始以降)
収益率:+2.73%(年率)
収益額:+56兆6,745億円(累計収益額)うち、利子・配当収入は33兆3,195億円
運用資産額:150兆6,630億円(2018年第3四半期末現在)

■GPIFの基本ポートフォリオの考え方

「長期的な観点から安全かつ効率的な運用」を行うため、各資産を組み合わせた資産構成割合を「基本ポートフォリオ」として定めています。具体的には、「安全かつ効率的な運用」を行う観点から、以下のとおり複数の資産を組み合わせて運用を行うこととしています。
GPIFの基本ポートフォリオ

  国内債券 国内株式 外国債券 外国株式
基本ポートフォリオ 資産構成割合 35% 25% 15% 25%
乖離許容幅 ±10% ±9% ±4% ±8%

■GPIFの運用資産額・構成割合(年金積立金全体)運用資産額構成割合

  第3四半期末
(2018年12月末)
(年金積立金全体)
資産額
(億円)
構成割合
国内債券 426,796 28.20%
国内株式 359,101 23.72%
外国債券 263,484 17.41%
外国株式 367,706 24.29%
短期資産 96,520 6.38%
合計 1,513,607 100.00%

■GPIFに学ぶ資産分散の手順
①資産分散の現状把握
②現状分析
③資産配分の見直し
④定期的な資産分散状況確認
⑤リバランスの実施

解説が多くなってしまいましたが、本日もありがとうございました。






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