こんにちは! 金田満です。
AFP学習10月分の参考になった点をご紹介させて頂きます。
■家計を取り巻く最近のリスク
①働けない
事故や病気の他、精神疾患による労災申請も増加。
②長寿化
医療の進歩により平均寿命は延伸。一方、資産寿命は、同じ様に伸ばせられていない。
③年金未納
定職に就けず、年金保険料未納の人も増加。
④加害者
自転車事故等、賠償責任事故の高額請求案件の発生。
⑤災害が多発
自然災害の多発で住宅被害が激増。
⑥認知症
年齢と共に上がる認知症の罹患率の増加。
■ジャンル別の商品の動きと活用法
①死亡保障
・万一の場合に、遺族が経済的に困らない様に加入するもの。
・家族のための保障も目的を考え、定期保険と収入保険を使い分け。
・教育費は定期保険、生活費は収入保障保険で。
・保険は「太く、短く」を基本にする。
②就業不能保障
・病気や怪我で働けなくなった際に給付金が出るもの。
・収入減のリスクは深刻なため、期間や条件等、支払い対象外となるケースをしっかりと把握すること。
・医療保険では、在宅療養はカバーできない。ダメージの大きい長期の収入減に備える。
・死亡リスクは考えていても、働けないリスクに気づいていない人が多い。(特に自営業者には深刻)
・短期化している入院保険より、長期間働けないリスクに備える就業不能保障の方が優先順位は高い。
③医療保障
・健康増進型は、加入時よりも健康状態が良くなれば、改善の程度に応じて保険料が見直され、過去に遡って保険料が割引されキャッシュバックされたりなど、より健康増進を支援する商品性となっている。
・逆に、健康を害した人には逆風となる。
・健康増進型の健康年齢は、体格(BMI)・血圧・尿検査・血液検査から判定される。
・入院給付金は、「日額×入院日数」で支払われるのではなく、1日以上の入院でいくら、一定期間までの入院であれば10日分相当など、一律で給付するタイプが増えている。
④がん保障
・がんに対する治療は、手術・抗癌剤治療・放射線治療が3大治療とされている。
・入院する場合も短期入院が多い他、入院せずに通院治療のみというケースも増えている。
・診断給付金に重点を置いたタイプ、未承認の抗癌剤治療といった自由診療にも対応するタイプ、入院を伴わない通院治療や療養など、様々な費用に対応できる保険が増えている。
・治療費が膨らんだり、収入に影響したりするリスクに備えたいのであれば、保険料払込免除特約を付加したい。
⑤介護保障
・公的介護保険を補完する役割を担う民間介護保険は要介護2以上及び保険会社所定の要介護状態を支払い要件とする商品が多いが、要介護1から保証され、以後の保険料払い込みが免除される商品も出てきている。
・子供や頼れる人がいない場合は、50代に加入を検討。
・介護保険か認知症保険の選択は、親や自身の身体や足腰が弱いという場合は介護保険、親や祖父母が認知症になって苦労した経験があるのならば認知症保険。
⑥貯蓄型の保険
・最近の貯蓄型保険の主流は、日本円に比べて相対的に金利が高い外貨建ての保険に移行している。
・本来、外貨建て保険は、余裕資金で運用したい人や、相続対策をしたい人に適した保険。
・短期払いのものであれば、学資保険代りとしても活用することも考えられる。
・外貨建てで運用する場合は、積立利率や為替リスクや手数料などをチェックすることも重要。
■FPフォーラムについて
・2019年のFPの日は11月2日(土) *毎年11月の第一土曜日がFPの日
・主なイベント:「くらしとお金のセミナー」・「体験相談会」・「子ども向け金銭教育」
本日もありがとうございました。
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