おはようございます! 金田満です。
雛人形を初めて自宅で飾りましたのでご紹介させて頂きます。
ここ10年くらいの自分の住居は、賃貸アパート・駐在地のアパート・社宅と、自分の持ち家ではない家に住んでおりました。
そのため、自分の親に買ってもらった長女の雛人形もずっと自宅で飾ってその写真を送ってもらうという感じでした。
しかし、昨年の異動と共に自宅を購入致しましたので、初めて自宅で雛人形を飾る事ができました。
嫁と長女の二人で飾りました。
■我が家の雛人形
雛人形には色々とルールがある様ですので、備忘も兼ねてまとめます。
■雛人形の飾り方
①最上段
男雛(お殿さま)と女雛(お姫さま)。
普通は、向って左にお殿さま、右にお姫さまを飾る。
後ろには金屏風を立てて、両脇にぼんぼりと、二人の間には桃の花をさした瓶子(へいし)をのせた三方(さんぼう)飾りを置く。
②上から二段目
三人官女。
これには両側が立つものと、まん中が立つものとのふた通りがある。
もし、座っている官女が一人なら、それを中央に配置し、立っている官女が一人なら、それをまん中に置く。
我が家の場合は、座っている官女が一人のパターンです。
手にもたせるのは、
ーまん中の官女が「三方」、
ー向かって右の官女が「長柄銚子(ながえのちょうし)」、
ー左の官女には「加銚子(くわえのちょうし)」(正しくは提子(ひさげ))、
ー間には高坏(たかつき)を置いて、桜もちや草もちなど季節の和菓子をお供える。
左右の女官ですが、それぞれ外側の足が少し前へ出ていますので、それでどちら側かが分かる。
我が家は人形は二段目までなので、三段目以降がある場合は次の様になります。
③三段目がある場合
五人囃子(ごにんばやし)。
向かって左から「太鼓(たいこ)」、「大皮鼓(おおかわつづみ)」、「小鼓(こつづみ)」、「笛」と並び、
そして「扇」を持つ「謡い手」が右端に来る様にする。
④四段目がある場合
随身(ずいじん)。
随身は向かって右が通称左大臣でおじいさん、左が通称右大臣で若者となる。
木目込み人形で両方とも同じ顔をしている場合は、黒っぽい衣裳のほうを右に置く。
冠は、お殿さまと同じにかぶせ、巻纓(けんえい)および耳飾りのような(おいかけ)を付ける。
左手には弓をもたせて袖にはさみ、矢は羽根を下に右手に持たせる。
背負い矢は、向かって右の肩から先が見えるようにする。
⑤五段目がある場合
仕丁(してい)(衛士(えじ))。
沓台(くつだい)をもっている仕丁がまん中、向かって左に台笠、右に立傘を持たせる。
⑥六段目・七段目がある場合
はっきりした決まりないが、食器・たんす・お化粧道具などは段の上に、
お駕籠(かご)や御所車は下の段に置くと調和がとれる。
なお、桜・橘(たちばな)は、桜を向かって右(左近の桜)、橘を左(右近の橘)に置く。
本日もありがとうございました。